心ひとつ

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江口さんが
熊本地震復興支援 ONE HEART MUGを
販売するという案内をしていた。

陶芸家として何かできないだろうか…との思いで、
3ヶ月以上の時間を割いて制作し、売上金は全額
熊本県庁の熊本地震義援金受付に届けるのだという。

ふと目にしたアナウンスに
メールで予約したものの、
福岡市内へ向かう車のハンドルを
吸い寄せられるように羅以音窯へ切った。

内側が粉引のマグに外側の両サイドにはONE HEARTのレリーフ
そしてマグ故に取っ手と手間がかかっただろう。

深夜に帰宅しサイトの告知で知ったが、販売の100個は初日完売という。

マグを使う度に、まだまだ日常の暮らしを取り戻せていない被災者の方々の事を
ONE HEART(心ひとつ)の気持ちを持って、想って欲しいという江口さんの願いは
広がった。

オレンジ色のボールペン

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今度の日曜日が運動会ということもあり、
長期予報の天気が気になるところだったが
朝までは曇だった予報が、午後には太陽のマークに変わっていた。

美術館の私の車の駐車スペースは一番遠くにあり、
脇には金木犀の木が続いている。
今日も朝から激しい雨が地面を叩いたが、
秋の香りは漂っていた。

小学校高学年の頃だと記憶するが、
香りのするボールペンが発売され、皆筆箱に入れていた。

その香りは金木犀。よって色はオレンジ。
全くもって使い勝手に乏しい色だったが、
そんなことより香りがすることが嬉しくて
紙の上を何度も往復させて、その香りを感じた。

秋雨と

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昨夜は読売新聞の定例会合に瑞穂菊酒造の小野山さんをお招きして酒造りの話を軸に
この地への想いなどを伺う。

この地の酒。所謂地酒とは、土地の文化や歴史だと思っている。
故に美術館や博物館もそうなのだと。
そうなのだと小野山さんが返してくれたことが嬉しかった夜。

昨夜は雷鳴轟く激しい雨
今朝もずっと降り続いている。

週末の運動会が心配だ。

机上の骨壷

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横山秀樹さんの作品展が
熊本のtaishojiで開催されるとご案内いただいた。

少し早く付いたので隣の公園を散策したりと過ごしたが、
高速道路を下りてから時々目にした震災被害はここでも瓦や土塀にみることがあった。
このごろではあまり報道されないが、やはり熊本に来て、目にすることは大切だった。

熊本行きを決意してから、立ち寄ろうと思っていたのは植木の故宮崎静夫さんのご自宅だった。
前日に久子夫人に訪問させていただきたい旨を電話で伝えると、
お昼を一緒にとのことであった。

約15年ぶりの宮崎邸の玄関先は、あのころのままだった。
アトリエに通されると、机上に骨壷。
宮崎さんのご意思で、葬儀も墓もないのだ。

「自宅にお骨があるものいいですよ。寂しくなくて」
と語る奥さん。
骨壷は半分くらいなので、夫人もそこに入る予定にしているとのだった。

41回目の命日

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このところ、近隣の方と交わす会話に
「毎年きちんとこの時期に咲きますね」というのがある。

彼岸花のことだ。
本当に感心するくらい父親の命日のことを毎年教えてくれる。

大隈で暮らすと、
彼岸花のように、季節を知らせてくれるものがある。

三度めの

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また台風がやってくる。
大雨による土砂災害を含めると
今年三度めの避難所での宿泊となった。

年々避難所で過ごす時間が増えている。
避難者への対応の緊張感か、
畳に寝袋ということか
避難所閉鎖後の疲労感はなかなか抜けなくなってきている。

そうおもうと、各地の被災者の方々の長期化する避難所生活は
大変厳しいものだと感じる。

週末に熊本市に入ろうと考えている。